予兆・・・・
もしかするとあったのかもしれない。

彼と結婚を決めて入籍。いっしょに生活を始めて、5ヵ月後の結婚式の準備を始めていた。
私がそちら方面のお仕事をしていたから、なかなかこだわりがあって、綿密に。
招待状を送り終わって、返信が来て。・・・ま、ここでもいろいろあったけど。
(彼の親戚の中の一人が欠席なのは構わないけど、はがき一面に赤のボールペンで
 塗り潰して返送してきた方がいた・・・非常識、だよね)
とにかく準備をすすめていた。
式場の決定の後、会食の内容や引き出物、衣装、新婚旅行・・・etc.
そんな時。
式の1ヶ月前のある日。義父が「ちょっと調子が悪いから」と自分で車を運転して病院に行った。
行ったまま、そのまま入院。・・・一気に病状が悪くなり、生死も危ぶまれた。
亡くなった彼と同じ病名、『心筋梗塞』
結構長い入院生活だった。そんな状態で結婚式なんてできるわけがない。
「覚悟しておいてください」とまで言われていたんだもん。喪中にはできないし、
新郎の親が生きるか死ぬかの入院中に浮かれて結婚式なんてやっている場合じゃない。
当然、中止にした。新婚旅行もキャンセルした。

義父が無事奇跡の回復、退院をしてから、入籍から8ヵ月後に改めて結婚式。
私の仕事関係のホテルで、かなりの地味婚で挙式。
ここでも不思議なことがあった。
高砂の席の私。式からまっすぐ披露宴だったので、白無垢だった。
汚す心配もあったので、食べ物は我慢していた。で、お色直しのあと、やっと手を伸ばした。
中華スープを飲もうとボウルの乗った皿を手前に引いたら、真っ二つに皿が割れた。
普通、結婚式では、ましてやホテルではありえないこと。

交通事故の連続
なっちゅがお腹にいた8ヶ月の時。彼の運転で事故に遭い、私は全身打撲。
仕事帰りの彼の車がベンツに追突され、車はぐちゃぐちゃ、彼もひどいムチウチ。
カルビが幼稚園に上がる春。レジャーの帰り道、追突される。

カルビが年中さんのころ、私は下半身の痛みと麻痺で歩けなくなった。
検査の結果。『椎間板ヘルニア』
手術したはいいけれど、医療ミスで血管をぶっちぎられての大量出血。
2日間の輸血を余儀なくされた。
やっとの思いで術後のリハビリをしているころ、また痛みに襲われた。
またの手術・入院。
こんどは『大腸ポリープ』入院、ホントは半月は病院にいなくちゃいけなかったんだけど、
義母の「これっきりにしてよね いいかげんにして」の一言に6日で無理やり自主退院。
当然体調がいいわけはなかった。

カルビが年長さん・なっちゅが年少さんの春。彼の会社が放火に遭った。
とんでもない大損害。番頭の彼は大忙しだった。
役立たずの社長一家、義父母の分までも後処理に走り回り、通常業務もこなしていた。
疲れがたまっていたのに、「ちびだーのために」と出てくれた幼稚園の運動会。
親競技の綱引きに出た後に倒れた。3日間が山、だった。病名、心筋梗塞

1ヶ月丸まる入院・治療。ようやく退院したけど、亡くなるまでの3年半、まともに働くことはできなかった。ちょっと無理をすると発作。
その発作に対してもたいした治療はしてもらえなかった。
その意味では私は彼は医療に病院に殺されたんだ、と思っている。


先日、占星術の先生に占ってもらったけれど、私はこれまで人生波乱万丈で、誰とも添い遂げられなかった運命にあるそうな。
そんな予兆が端々にあるかもね。